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映画「翔んで埼玉」で注目!魔夜峰央原作・舞台「パタリロ!」の世界

こんにちは、ぐまです!

最近、映画「翔んで埼玉」が大ヒットしていますよね。

 

埼玉県を自虐的に書いたギャグ漫画として話題となり、

映画の主は、二階堂ふみさんとGACKTさん。

原作を知らない人でも楽しめる作品になっています。

しかし、おもしろいのは「翔んで埼玉」だけじゃないのです!

今回は、舞台「パタリロ!」を紹介してきたいと思います。

▶舞台「人間風車」のレポートはこちら

お耽美×BL

「翔んで埼玉」と同様、「パタリロ!」も魔夜峰央先生が描かれたギャグ漫画です。

簡単なあらすじ

主人公であるパタリロ・ド・マリネール8世】は、わずか10歳でありながら、

父親である前国王ヒギンズ3世の死により、「マリネラ」の国王に即位しました。

パタリロは、天才的な頭脳超人的な身体能力を持ち、数々の発明をし、

幾度も国の危機や地球の危機を救っています。

(ちなみに顔は「へちゃむくれ」「つぶれ甘食」「つぶれ肉まん」等と称されています)

しかし、彼はとんでもなくわがままなトラブルメーカーで、

周りの人間をおちょくりまくり、金に汚い暴君なのです。

そして、彼のボディーガードであったイギリス情報局秘密情報部(MI6)所属の凄腕エージェントの美青年【バンコラン】

暗殺者で、後にバンコランの恋人となる美少年【マライヒ】

パタリロの部下で、全員がタマネギ型の頭ととぼけた口をしている、

しかし、実は全員美少年の【タマネギ部隊】

彼らがおりなすドタバタギャグ漫画、

それが「パタリロ!」なのです!

舞台で味わう「パタリロ!」の世界

この作品は、2016年に舞台化され、2018年には第2弾となる

『舞台「パタリロ!」★スターダスト計画★』が上演されました。

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脚本は池田鉄洋さん、演出は小林顕作さん。

キャストはもちろん、全員美少年

ミュージカルでありながら、ギャグはたっぷり、アクションもあり、

そして、最後はほろっと泣けてしまうことも。

原作を知らない私でもずっと笑っていました。

豪華なキャスト

【パタリロ】加藤 諒

今や、ドラマや映画に引っ張りだこの加藤諒さん。

舞台初主演とはおもえない程、堂々としていて、まさに「パタリロがそこにいる!」状態でした。

歩き方や仕草がパタリロらしくて、とても可愛かったです。

【バンコラン】青木 玄徳

目が合う美少年全てを虜にしてしまう『美少年キラー』の名を持つバンコラン。

その名の通り、眼力が凄まじいです。

初演時のマライヒとのラブシーンはすごく濃厚でした…。

しかし、お二人とも綺麗なので、まるで絵画のような美しさです。

【マライヒ】佐奈 宏紀

「パタリロ!」初演時はまだ未成年だった佐奈さん。

嘘でしょ?と思うほどの美しさ&色っぽさでした。

本当に女性と見違うほど可憐です…。

しかし、驚くのは外見だけではありません。

その実力も確かなものです。

シリアスなシーンでの演技はもちろん、コメディ力も素晴らしいのです。

ちょっとした仕草や表情で、確実に笑いを取りに来ます(笑)

ただ綺麗で終わらない、演技力にも注目です。

【タマネギ部隊】

細貝 圭・金井成大・石田 隼・吉本恒生・蒼木 陣

変なタマネギ頭と眼鏡で分からないですが、全員安定のイケメンです。

メインストーリーでは、ちゃんとタマネギ部隊としてマヌケっぷりを披露していますが、

日替わりのフェロモンコーナーでは、5人それぞれが一発ギャグ、いや、一発フェロモンを披露しています。見どころの一つです!

  【魔夜メンズ】

佐藤銀平・吉川純広・富岡晃一郎・三上陽永・柴 一平・香取直登

アンサンブルとして、全ての背景を担っています。

ちょい役のキャラクターが多いこの舞台、そのキャラクター達全てを魔夜メンズがやっているので、着替えの多さが凄まじいです(笑)

しかし、笑いの多さも凄まじいです!

個人的に、警察長官役などをしている富岡晃一郎さんがツボで、必ず笑ってしまいます。

【ビョルン&アンドレセン(二役)】小林 亮太(第2弾から)

『舞台「パタリロ!」★スターダスト計画★』から出演の小林さん。

「僕のヒーローアカデミア」The“Ultra” Stage(ジ・ウルトラ・ステージ)では、

メインキャラクターの爆豪勝己役として出演し、これから活躍が期待される俳優の一人です。

私は「パタリロ!」で初めて拝見したのですが、

演技も上手く、とても華がありました。

マライヒと同じくらい綺麗なのですが、影を持っていて、バンコランへの叶わない想いを秘めているのが、余計に美しさを際立たせていました。

小林さんも「パタリロ!」出演時はまだ未成年。

なのに、どこからくるんだその色気は…。

【ロビー少尉】三津谷 亮(第2弾から)

その実力の高さから、数多くの舞台に出演している三津谷さん。

大河ドラマ「真田丸」にも出演されていました。

第2弾でキーパーソンとなるロビー。

ロビーの儚げなキャラクターが、とても繊細に表現されています。

「月に連れてってくれますか」というセリフには、何度も泣かされました。

ミュージカルとしての舞台「パタリロ!」

この作品、憎いのが、ミュージカルの曲がめちゃくちゃイイんです。

コメディシーンでは、中毒性のあるおふざけ曲ですが、

(「パタリロ!」が掲載されている少女漫画雑誌『花とゆめ』のことを歌った歌「ビバ!花とゆめ」、ホットパンツのことを歌っている曲「ホットパンツ」等)

シリアスシーンでは、ちゃんと素敵な曲なのです。

ロビー、アンドレセン、マライヒ3人が歌う

「Fly me to the moon」は、胸がつまるほど切ないですが、大好きな曲です。

もちろん、「パタリロ!」ではお馴染みの「クックロビン音頭」もありますよ。

メロディーに中毒性があり、どの曲も耳に残って離れません。

ソングトラックも買ってしまいました!

各曲個別で買えるので、お気に入りの曲をぜひ買ってみてはいかがでしょうか。

▶試聴はこちらからできます

ふざけすぎてる特典映像

おすすめなのは、本編だけではありません。

特典映像は2種類ありますが、どちらも見ごたえありです!

①メイキング(約19分)

舞台のメイキング映像です。

稽古場で、舞台「パタリロ!」が作られていく風景を知ることができます。

②「キャストインタビュー in HOLLYWOOD STYLE」(約36分)

大問題のキャストインタビューです。

普通のキャストインタビューではありません!

ふざけてしかないです(笑)

まるで、ハリウッドスターが来日した時のインタビューを受けているような体で、インタビューが進んでいきます。

キャストはキャストとしてではなく、キャラクター(役)として答えています。

ご丁寧に、回答には日本語と英語(時にローマ字)で字幕が出されるのですが、

その回答がふざけすぎていて、めちゃくちゃ面白いのでぜひ見て欲しいです(笑)

おまけ

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DVDには歌詞が載った冊子がついてきます。

曲の歌詞を確認しながら見ることができます。

実写映画公開!(2019/3/13更新)

2019年6月28日(金)、ついに「パタリロ!」の実写映画が公開されます!

舞台ファン必見!

キャスト、スタッフは舞台版から続投されます!

パタリロ役を加藤諒さん、バンコラン役を青木玄徳さん、マライヒ役を佐奈宏紀さん、監督は小林顕作さん、脚本は池田鉄洋さんが務められます。

他に、細貝圭さん、金井成大さん、石田隼さん、吉本恒生さん、三津谷亮さん、小林亮太さんが舞台から出演されます。

魔夜メンズの方々も、名前は載っていませんが、映画に出演されるそうです。

映画から登場のキャストはこちら(敬称略)

松村雄基、近江谷太朗、木下ほうか、池田鉄洋、須賀健太、鈴木砂羽、魔夜峰央、西岡徳馬、哀川翔

お気付きの方もいるでしょう、そうです、原作者の魔夜峰央先生もキャストとして出られるのです。

まだ詳細は分かりませんが、なにやらすごい映画になりそうですね。

舞台の雰囲気がそのまま感じられそうで、今から楽しみです。

ハチャメチャ!クセになる面白さ

舞台「パタリロ!」いかがだったでしょうか。

原作を知らない私でも、大いに楽しめた舞台です!

(もちろん、原作が好きな方も!)

舞台を観に行っていない友人にDVDを見せたところ、とっても楽しんでくれました。

その後、DVDを買っていました(笑)

ストーリーや演出自体が面白いので、

2.5次元舞台を普段見ない方や、男性にもおすすめです。

「翔んで埼玉」が面白かったという方は、この「パタリロ!」もきっと楽しめると思います。

この記事を読んで「パタリロ!」が気になった方、

この記事だけでは「何を言ってんだ?」と思われると思いますが、実際に見たらこのカオスが分かるはずです!笑

美少年たちのぶっとんだ、カオスなお耽美ワールドをぜひ楽しんでみてください!

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